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ローンを相談するときに確認しておきたいポイント

更新日:2021年07月15日

執筆者:坂本 綾子
日本FP協会認定CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
著書「今さら聞けないお金の超基本」など

ローン相談を上手に活用しよう

ローンを利用したいと思ったとき、どんな行動をとりますか?
ネットで金利を調べる?
利用したことがある金融機関に行く?


ローンは、今必要なお金を借り、お金を借りたお礼に利子をつけて、これからの収入から返す仕組みです。
利子の金利はなるべく低い方がいいと考えるのが普通ですよね。
借りる側にとって気になるのは、まず金利、そしていくらまで借りられるかでしょう。


一方、自分がお金を貸す側だとしたらどうでしょうか。
相手がちゃんと返してくれそうか確認するために、収入などを知りたいと思いますよね。
確実に返してもらうためには、たくさん貸し過ぎて無理な返済になるようなことは避けたいと考えるでしょう。


ローンの相談では、ローンに関するいろいろなことを説明してもらえると同時に、適切なローンを組むための情報として自分の収入などについても金融機関に知らせることになります。
ローンについて相談するときは、自分でもポイントを押さえておけば、説明の内容がより具体的にわかり、その後の手続きもスムーズに進みます。
ローンの相談でわかることと、そのポイントを紹介します。


ローン相談に出てくる内容は?

ローンの相談では、次のようなことがわかります。

金利

借りたお金にどれくらいの利子が付くか。
金利には、固定金利(最初に決めた金利が最後まで適用される)と変動金利(定期的に金利が見直される)がありますから、どちらのタイプかも要確認。


保証料

ローンによっては、本人が返せなくなった時のために保証人を立てたり保証会社を利用したりします。
保証会社を利用する際に保証会社に払うのが保証料です。
借入金利に保証料が含まれているケース、金利とは別途、保証料を払うケースがあります。


諸費用

金利とは別に、契約書に貼る印紙代や、契約のための事務手数料がかかる場合があります。
特に住宅ローンを借りるときは、登記費用をはじめとする様々な諸費用がかかるので、その点も考慮して借入と返済の計画をたてることが重要です。


返済額

毎月の返済額がいくらになるかは気になるところですね。
毎月の返済額は、借入額、金利、返済期間により違ってきます。
ローンの相談では、借入額や金利を想定してシミュレーションし、返済額の目安を知ることができます。


事前に用意しておきたい書類

いくらのローンなら無理なく返していけるか、これは収入や年齢、ローンの金利などによって違ってきます。
ローンを利用する際には、収入がわかる書類、会社員なら勤務先の源泉徴収票や住民税課税証明書、個人事業主なら確定申告書などのコピーや原本を提示します。
年齢がわかる本人確認書類として運転免許証や健康保険証も必要です。

ローンの種類によっては、借りたお金の使い道がわかる書類、例えば住宅ローンなら売買契約書、教育ローンなら学費の納付書、車のローンなら販売店名や購入金額が記載された車の見積書などが必要です。
相談から申し込みに進むために必要な書類を教えてもらえます。
相談時にも、収入がわかる書類は準備しておいたほうがいいでしょう。


自分に合った返済プラン

貸したお金が返ってこないのは金融機関にとっては大問題ですから、返済額が収入に対してどれくらいの比率になるかを確認するなどして、無理のない返済プランを一緒に考えてくれます。
ただし、同じ収入でも、他にも借り入れがあるか、子どもは何人か、年齢が高いか低いかなどによっても無理のない返済額は違ってきます。
返済額は、これからの家計のやりくりに大きく影響してきますから、しっかり相談したいものです。


自分がどれくらい借りられるか

同じ金額を借りても、返済期間が長ければ毎月の返済額は少なくなり、返済期間が短ければ毎月の返済額は多くなります。
またローンの金利は、ローンの種類によっても違う上に、経済状況によって変動しています。
現在の年齢、ローンの種類と目的、家族構成やこれからのライフプランなどを踏まえて、どれくらいまでなら借りられるかも、シミュレーションした上でアドバイスしてくれるでしょう。


自分が万一の時にローンはどうなるのか

住宅ローンの場合は、団体信用生命保険に加入するケースがほとんどなので、ローンを借りた本人が亡くなると保険金でローンが返済されて遺族がローンを引き継ぐことはありません。
教育ローンの中には団体信用生命保険が付いたものもありますが、そうでなければ相続人がローンの返済を引き継ぐことになります。車のローンも同様です。
万一の場合にどうなるかもしっかり確認しておきましょう。


ローンの相談では様々な情報を得ることができ、また相談者それぞれの状況に合わせたアドバイスを得られるでしょう。
上手に活用して疑問点を解消し、納得した上で無理のないローン契約につなげたいですね。



坂本 綾子

坂本 綾子
ファイナンシャルプランナー
(日本FP協会認定CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)

熊本県生まれ。明治大学卒業。マネー記者として22年間、女性誌などで家計管理や保険、投資、住宅購入、相続などお金の記事を取材・執筆。2010年にファイナンシャルプランナー坂本綾子事務所を設立。自治体の消費生活センターでの市民向けお金のセミナー講師や、家計相談にも対応している。著書に「今さら聞けないお金の超基本」朝日新聞出版、「まだ間に合う!50歳からのお金の基本」エムディエヌコーポレーションなど。

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