長野ろうきん長野県労働金庫 金融機関コード:2966

コンプライアンス体制・ガバナンスの強化

コンプライアンスを徹底し、厳正かつ透明性の高い事業運営と自己責任による健全経営に努めています。

1. コンプライアンスに対する考え方

コンプライアンスとは、法令だけでなく、企業であれば社内の諸規程、さらには確立された社会規範に至るすべてのルールを遵守することを意味します。社会的な存在であるおおよそすべての団体・個人が、経営行動を実践するうえで、あるいは日々の生活を営む上で、このコンプライアンスを求められていることは言うまでもありませんが、公共性の高い金融業務を行う労働金庫とその役職員に対しては、より高いレベルのコンプライアンスが求められています。
また、「ろうきんの理念」にも掲げられているとおり、ろうきんは、その事業を通じて、「会員が行う経済・福祉・環境及び文化にかかわる活動を促進し、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与すること」をめざしていますので、その経営姿勢には高い倫理性が求められています。

2. 法令遵守の体制

当金庫では、以下の体制によって法令遵守の徹底に努めています。

(1)代表理事及び業務執行理事の業務執行等に関する法令等遵守について

当金庫の理事及び監事は、全国労働金庫協会の主催するセミナー、研修等で研鑚を重ね、金融機関が公共的な使命を達成し、その信用を維持するために、組織内に法令等遵守の精神を徹底することがいかに重要であるかについて深く認識しております。
その上で、理事は、理事会の意思決定とそれに基づく代表理事の業務執行の監督に積極的に参加しています。また、監事は、理事会へ出席し、定期的な監査により理事の業務執行をチェックしています。
監事監査の体制のチェック項目は多岐にわたっており、法令等遵守に関する事項としては、総会及び理事会の運営が法令等に準拠したものとなっているか、決算が法令等に沿って実施されているかが代表的なものです。なお、監事監査の実施状況は以下のとおりとなっています。

〈監事監査の実施状況〉
実施時期:2019年7月~2020年5月
実施対象:7営業部店、5ローンセンター、2出張所、本部
延べ監査日数:17日

(2)預金、融資等の業務にかかわる法令遵守について

  1. 営業部門と本部各部門の職員に対して、日常的に監督責任者から法令等遵守の指導を行うとともに、庫内外の会議、研修を通じて法令等遵守マインドの醸成に努めています。
  2. 厳正な内部管理体制の充実・強化を図るため、各営業店・本部においては、相互牽制機能を働かせ、自店検査を実施して内部的チェックを行っています。監査部は、理事会の監督下におかれ、業務執行ラインから独立した立場にて、自店検査が十分機能しているか等、内部統制の有効性・適切性を検証し、監査結果は定期的に理事会に報告しております。
    検査・監査項目は各々多岐にわたりますが、その内、現在における法令等遵守に関する事項としては、会員加入申請の審査結果、融資申請の審査結果、及び、犯罪収益移転防止法にかかる対応としての「本人確認事務」「口座開設事由の確認」等において、違法性がないかの検証を代表的なものとしています。
    なお、内部監査の実施状況は以下のとおりとなっています。

    〈監査部監査の実施状況〉
    実施時期:2019年4月~2020年2月
    実施対象:19営業部店、3出張所、9ローンセンター、本部
    延べ監査日数:82日

長野ろうきんのコンプライアンス体制図