長野ろうきん長野県労働金庫 金融機関コード:2966

理事長メッセージ

ごあいさつ

 会員・組合員・ご利用者の皆さまにおかれましては、平素より私ども長野県労働金庫をご利用、お引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。

 当金庫は、中期経営計画第Ⅱ期(2022年度-2024年度)において「はたらく仲間の“未来の安心”をともに創る」というテーマを掲げ、「意思あるお金の循環」の実現による“未来の安心”創りに繋がる取組みを展開しております。

 特に2023年度におきましては、他金融機関等の高金利ローンからの借換を提案する「ろうきんカリカエ大作戦」の取組みを展開し、はたらく皆さまの可処分所得向上と多重債務の未然防止に努めました。期間中、延べ800名を超えるお客さまから借換相談をいただき、そのうち400名近いお客さまの借換手続きを行い、利息負担軽減効果は1億7千万円余と試算しております。この取組みを通じて、多くのはたらく仲間の皆さまから喜びの声が届いており、改めてろうきん運動の重要性を認識しているところです。

 さて、足元の社会情勢においては、世界的なインフレ進行や急激な物価上昇、多発する自然災害等に見舞われるなど、依然として将来を見通すことが難しい状況が続いております。
 金融機関を取り巻く環境も、日本銀行によるマイナス金利政策解除に伴う実に17年ぶりの利上げや生産年齢人口の減少、インターネット専業銀行の台頭や異業種からの新規参入による競合激化、新NISAによる投資需要の拡大など、大きな環境変化の渦中にあります。

 このような大変不透明な環境下ではございますが、中期経営計画第Ⅱ期のテーマのもと、お一人おひとりに寄り添った対応を第一義としつつ、将来を見据えた中長期的な視点による「持続可能な収益性」と「将来にわたる健全性」確保のため、70年余という歴史と伝統を大切にしながらも、挑戦と創造を繰り返しながら変化と向き合う事業運営の実践により、協同組織金融機関としての役割を着実に果たしてまいります。

 会員・組合員・ご利用者の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2024年7月
理事長 小池 政和