長野ろうきん長野県労働金庫 金融機関コード:2966

長野ろうきん
お客様本位の業務運営に関する
取組み方針に基づく取組み状況及び成果指標(KPI)について
(2023年3月末現在)

 当金庫は、「お客様本位の業務運営に関する取組み方針」(以下「本方針」といいます)を掲げ、お客様の利益を守り、お客様の生活を生涯にわたりサポートすることを第一とし、業務運営を実践しております。2022年5月には、お客様本位の業務運営のより一層の強化に向け、本方針を改定いたしました。また、その取組み状況につきましては、客観的に評価するために成果指標(KPI)を設定し、ディスクロージャー誌や金庫HPにて本方針とともに公表しております。
 本方針に基づく、2023年3月末時点における具体的な取組み状況及び成果指標(KPI)につきまして、以下の通りご報告申し上げます。

取組み状況

 当金庫における取組み方針「2.利益相反を適切に管理する取組み」「3.お客様の立場に立った わかりやすい情報提供の取組み」「4.お客様一人ひとりに合った最適なサービス提供の取組み」に基づき、お客様の多様なニーズに対して、お客様一人ひとりに合った商品提案を行っております。

投資信託ラインナップ(2023年3月末時点)

 当金庫ではインターネットバンキングにおいて購入可能な幅広い商品を取り扱うなど、複数の販売チャネルによりお客様の多様なニーズにお応えできる体制を整備しております。当金庫が取扱う投資信託商品は、基本的な利益(リターン)、損失その他リスク、取引条件、選定理由、手数料水準等を鑑みつつ、利益相反の管理を含め第三者評価機関により審議・選定されたものの中から、当金庫が適切性を審査したうえで選定しています。2022年度は多様化するお客様の金融ニーズにお応えするため、新たに5ファンドを追加しました。
 また、当金庫のホームページに取扱商品の一覧・情報等を開示するとともに、投資信託の特徴や仕組み等についても掲示するなどし、お客様に分かりやすい開示に努めています。

カテゴリ 取扱商品数 取扱商品比率 購入時手数料なし
(ノーロード)
国内債券 2 3.1% 2
国内株式 6 9.4% 3
国内株式(ESG) 4 6.3% 0
国内リート 2 3.1% 1
内外債券 5 7.8% 0
内外株式 6 9.4% 1
内外株式(ESG) 2 3.1% 0
海外債券 5 7.8% 3
海外株式 7 10.9% 5
海外リート 5 7.8% 2
バランス 20 31.3% 7
合計 64 100.0% 24

NISA及びiDeCoの契約件数
(各年度3月末時点)

 当金庫においては、勤労者の資産形成に資するご提案を行う中で、リスク分散につながる「積立投資」及び「iDeCo」(個人型確定拠出年金)のご提案を中心にした取組みを行っております。
 また、投資信託のご提案の際には、お客様用説明パンフレットや重要情報シート等を使用して、商品の一覧・情報等を開示するとともに、投資信託の仕組みや購入時手数料・信託報酬・信託財産留保額等の費用についても分かりやすく説明するよう努めています。
 今後もお客様の中長期的な資産形成に資する金融商品を選定し、お客様にふさわしい商品の提案を引き続き継続してまいります。

  2021年度(件) 2022年度(件) 増減率
NISA 一般 235 224 ▲4.7%
つみたて 2,498 3,361 34.5%
iDeCo 4,970 5,539 11.4%
※ジュニアNISAは一般に含みます

投資信託販売額に占める定時定額買付の割合
(各年度3月末時点)

 定時定額買付の割合は前年度54.6%から57.0%へ増加しています。

投資信託販売額に占める定時定額買い付けの割合グラフ
※スポット購入とは、お客様のご希望、ご判断される日時、購入額等に基づきファンドを購入する方法です

情報提供の取組み

 当金庫における取組み方針「4.お客様一人ひとりに合った最適なサービス提供の取組み」「5.お客様本位の業務運営の職員への定着と実践に向けた取組み」に基づき、当金庫が取組む生活応援運動と連携し、お客様の生活設計(ライフステージ)を見据えたセミナー等の積極的な実施を事業計画に掲げ取組んでおります。

金融セミナー開催状況
(各年度3月末時点)

 2020年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響による制約下において、各種セミナーの対面での実施が難しい状況であり、実施回数及び参加人数ともに減少しました。2023年度は対面での実施に加え、WEB開催なども併用しながら、各年齢階層に応じた幅広いテーマで金融知識向上に資するセミナー等を開催し、お客様の生活を生涯にわたってサポートするための情報提供を行ってまいります。

金融セミナー実施回数グラフ
金融セミナーのうち、「年金・退職・老後」「資産運用」関連の実施回数グラフ

FP・DC等の有資格者数データ(2023年3月末時点)

 当金庫は、職員の金融商品・サービスや投資環境に関する知識および相談・提案力の向上を図るため、「FP技能士」「DCプランナー」等の資格取得の奨励・支援、意識の醸成等に取組んでいます。

名称 取得職員数 増減率
2021年度末 2022年度末
FP 1級・CFP 12 13 8.3%
2級・AFP 173 179 3.5%
3級 194 204 5.2%
DCプランナー 1級 3 3 -
2級 35 35 -
金融窓口サービス技能検定 1級 0 0 -
2級 4 3 ▲25.0%
3級 26 26 -
※FP(ファイナンシャル・プランナー)
 金融知識を備え、相談者の夢や目標の実現に向け、経済的側面から一緒に考え、サポートするための資格です
※DCプランナー(企業年金総合プランナー)
 年金制度全般にわたる専門的な知識に加え、投資やライフプラン等の知識に関する資格です
※金融窓口サービス技能検定
 金融機関における窓口業務等に必要な技能の程度に関する検定を行う資格です

比較可能な共通KPI

運用損益別顧客比率(各年度3月末時点)

 投資信託を保有しているお客様について、基準日時点の保有投資信託に係る購入時以降の累積の運用損益を算出し、運用損益別に顧客比率を算出した指標です。当金庫において投資信託を保有いただいているお客様において、どの程度の損益が生じているかをご確認いただけます。
 2022年度末においては市場環境の影響やリスク軽減に資する分散投資の効果等により、94%を超えるお客さまがプラスリターン(運用損益プラス)となっています。

運用損益別顧客比率グラフ

投資信託預かり資産残高上位20銘柄のコスト・リターンならびにリスク・リターン

 この指標は、当金庫を通じて保有いただいている設定後5年以上の投資信託残高上位20銘柄について、2022年3月末と2023年3月末時点の商品のコスト及びリスクに対してお客様に対してどのようなリターン実績を持つ商品かをご確認いただくことができます。 

(1) 投資信託預かり資産上位20銘柄

2023年3月末現在では、上位20銘柄中19銘柄でリターンがコストを上回っています。

【2023年3月末時点】

No. 銘柄名 コスト リスク リターン
1 たわらノーロード 先進国株式 0.11 17.99 13.54
2 財産3分法ファンド
(不動産・債券・株式)毎月分配型
1.49 9.16 3.25
3 たわらノーロード日経225 0.19 17.07 7.40
4 eMAXIS NYダウインデックス 0.66 18.21 12.71
5 eMAXIS 
最適化バランス(マイストライカー)
0.55 15.13 7.28
6 eMAXIS 
最適化バランス(マイミッドフィルダー)
0.55 9.85 5.16
7 iFree 新興国株式インデックス 0.37 19.41 3.74
8 eMAXIS 
最適化バランス(マイフォワード)
0.55 13.18 6.79
9 つみたて8資産均等バランス 0.24 10.59 5.32
10 インデックスファンド225 1.01 17.06 7.03
11 iFree TOPIXインデックス 0.15 15.08 5.52
12 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 1.60 4.75 1.60
13 eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー) 0.55 4.50 2.39
14 野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型 0.61 17.05 7.00
15 世界三資産バランスファンド(毎月分配型) 1.54 7.14 4.86
16 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし) 2.22 18.52 11.13
17 eMAXIS 
最適化バランス(マイディフェンダー)
0.55 7.22 3.96
18 三井住友DS・海外株式ETFファンド 1.22 17.36 11.65
19 インデックスファンド Jリート 1.05 15.01 4.42
20 たわらノーロード 先進国債券 0.19 5.04 2.56
※設定後5年以上経過している投資信託の残高上位20銘柄が対象
(DC専用投信、ファンドラップ専用投信、ETF、上場REIT、公社債投信、私募投信、外貨建て投資は除く)
コスト 全体 販売手数料率の1/5+信託報酬率
販売手数料率 取扱い時の最低販売金額での料率
信託報酬率 実質的な信託報酬率の上限
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
リスク 過去5年間の月次リターンの標準偏差(年率換算)
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)

リスク・リターン出所:株式会社NTTデータ・エービック
Copyright (C) 2023, NTT DATA ABIC Co., Ltd. All rights reserved.

【2022年3月末時点】

No. 銘柄名 コスト リスク リターン
1 たわらノーロード 先進国株式 0.11 17.04 15.31
2 財産3分法ファンド
(不動産・債券・株式)毎月分配型
1.49 8.69 4.26
3 たわらノーロード日経225 0.19 16.45 9.86
4 eMAXIS 
最適化バランス(マイストライカー)
0.55 14.61 9.51
5 eMAXIS NYダウインデックス 0.66 17.02 14.53
6 eMAXIS 
最適化バランス(マイミッドフィルダー)
0.55 9.32 6.58
7 eMAXIS 
最適化バランス(マイフォワード)
0.55 12.57 8.55
8 iFree 新興国株式インデックス 0.37 19.22 6.34
9 インデックスファンド225 1.01 16.44 9.51
10 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 1.60 4.12 2.16
11 野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型 0.61 15.06 11.57
12 iFree TOPIXインデックス 0.15 14.68 7.46
13 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし) 2.22 16.80 12.36
14 世界三資産バランスファンド(毎月分配型) 1.54 6.53 5.31
15 eMAXIS 
最適化バランス(マイゴールキーパー)
0.55 3.93 3.29
16 ドルマネーファンド 1.05 5.52 1.84
17 三井住友DS・海外株式ETFファンド 1.22 16.42 13.28
18 eMAXIS 
最適化バランス(マイディフェンダー)
0.55 6.69 5.08
19 トレンド・アロケーション・オープン 1.51 7.83 -0.80
20 ファイン・ブレンド(毎月分配型) 1.91 4.37 2.54
※設定後5年以上経過している投資信託の残高上位20銘柄が対象
(DC専用投信、ファンドラップ専用投信、ETF、上場REIT、公社債投信、私募投信、外貨建て投資は除く)
コスト 全体 販売手数料率の1/5+信託報酬率
販売手数料率 取扱い時の最低販売金額での料率
信託報酬率 実質的な信託報酬率の上限
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
リスク 過去5年間の月次リターンの標準偏差(年率換算)
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)

リスク・リターン出所:株式会社NTTデータ・エービック
Copyright (C) 2023, NTT DATA ABIC Co., Ltd. All rights reserved.

(2) 投資信託預かり資産残高上位20銘柄のコスト・リターンとリスク・リターン

【2023年3月末時点】

コストに対するリターン・リスクグラフ
コストに対するリターン・リスクグラフ

【2022年3月末時点】

コストに対するリターン・リスクグラフ
コストに対するリターン・リスクグラフ
コスト 全体 販売手数料率の1/5+信託報酬率
販売手数料率 取扱い時の最低販売金額での料率
信託報酬率 実質的な信託報酬率の上限
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
リスク 過去5年間の月次リターンの標準偏差(年率換算)
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)

リスク・リターン出所:株式会社NTTデータ・エービック
Copyright (C) 2023, NTT DATA ABIC Co., Ltd. All rights reserved.