長野ろうきん長野県労働金庫 金融機関コード:2966

長野ろうきん「こども基金」

1. 名称

長野ろうきん「こども基金」

2. 目的

近年、子どもの貧困率が上昇していることを背景に、子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、地域の子どもに関する課題解決(「子どもの健全育成」など)に取組んでいる支援団体(NPO等の非営利団体)と連携し、子育て世帯を支援する取組みを応援する基金となります。

3. 基金概要

ろうきんの各種ローンをご利用いただくことで、今年度中の新規ご融資取引1件につき100円をろうきんが拠出し、その総額を「長野県みらい基金」を通じて支援団体へ寄付いたします。

4.運営団体「長野県みらい基金」について

長野県みらい基金は、
「長野県」の「みらい」を創るために、新しい寄付の形でNPO等公共的活動団体を強くし、社会で役立つ組織にするための法人です。
「長野県みらいベース」は、地域や社会を良くするための活動を広報し、寄付を広く呼びかけるためのウェブサイトです。県の事業として、長野県がウェブサイトを構築し、公益財団法人長野県みらい基金が運用しています。


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長野ろうきん「こども基金」 ろうきん融資利用が身近な子どもの健全育成に繋がるしくみ

県内10圏域の「信州こどもカフェ推進地域プラットフォーム」への寄付について

2025年7月

2024年度長野ろうきん「こども基金」として、815,000円(1団体あたり81,500円)を交付いたしましたのでご報告させていただきます。長野ろうきんは今後もこどもたちの健やかな成長につながる支援に継続して取組んでまいります。

2024年度
交付団体からのメッセージ

佐久地域こども応援プラットフォーム

 こども支援を行っている団体及びこれから行うことを考えている団体の交流会などを通じて、多くの子ども居場所が確保できるよう活動を行っていきたいと考えています。

信州こどもカフェ推進上田地域プラットフォーム

 2024年度は助成金を利用して上田地域プラットフォームイベント『信州こどもカフェフェスティバルin上田2025』を開催できました。こども遊びコーナー、ドキュメンタリー映画「夢みる校長先生」、プロのオーボエ・ピアノ・トロンボーン奏者3名様にお越しいただき体験型音楽イベントの演奏会を開催。こども遊びコーナーでは高校生・大学生ボランティアにも協力いただき、マラカス作りのワークショップやボードゲームコーナーを行い、実際のこどもカフェの雰囲気を体験していただきました。助成金により上映会のチラシや広告に十分な費用を充てられ、関心のある方のみならず幅広い方に周知できました。
 当日は上田市交流文化芸術センター小ホールへ多くの方に足をお運びいただき、終日大盛況となりました。のちに集計した参加者アンケートでもご好評の声をたくさんいただきました。
 このイベントを通じて、多くの方へ地元のこどもカフェの周知や、実際の雰囲気を体験することでこどもカフェを身近に感じていただけたことから、上田地域プラットフォーム活動推進のきっかけの一部となったこの助成に感謝申し上げます。
 2025年度は外部イベントへの協力や各こどもカフェ運営者や高校生ボランティア同士の横のつながりの強化、安心して過ごせる地域の居場所があることを、こどもとその家庭に広く知らせ、気軽に参加できる土壌を醸成する計画を立てました。助成を継続していただけていることで、安心して推進活動の計画ができます。今後も引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

諏訪圏域子ども応援プラットフォーム

 いつも諏訪圏域の子どもたちのために、応援していただきありがとうございます。
 2025年度は「みんなの居場所マップ」を更新したいと考えていますので、マップの作成と印刷に使わせていただきます。諏訪圏域の子ども食堂や居場所などは、食事だけでなく、あたたかい地域の方との交流ができる居場所になっています。子どもも大人も頼れる誰かが近くにいることを感じることが大切です。
「みんなの居場所マップ」を子どものいるご家庭に届けられるように、保育園や小中学校、高校などに配布できるようにしたいと考えています。
 今後も、子どもたちが安心して健やかに成長できるように、共に考え合える関係性が築けることを願っています。

上伊那地域子ども応援プラットフォーム

 いつもご支援いただきありがとうございます。
上伊那の各自治体では、こども計画、子どもの権利条例策定等々、子どもたちの健やかな育ちを地域ぐるみで支える機運が高まっています。裏を返せば、生きづらさを抱えた子どもや経済的に苦しいご家庭、世代に関係なく孤立しがちな方の増加という深刻な状況が広がっているともいえます。
 そんな中、「ろうきんこども基金」を活用した学び合いや連携事業がますます重要となります。今回の助成金では、先進的な居場所や多様な学びの場づくりをしている施設の視察を企画しています。
 子どもたちに関わる様々な立場の方や行政の方と共により良い居場所を生み出すために学び合っていきたいと思っています。

南信州子ども応援プラットフォーム

 助成金をいただきありがとうございます。使い道を指定されない助成金は、大変重宝しています。
 南信州子ども応援プラットフォームでは、フードドライブを実施し、信州こどもカフェで活用することで、こども食堂の実行団体の負担を少しでも減らすこと、フードドライブやイベントのスタッフに、就労支援事業所や養護施設の学生に有償ボランティアとして参加を依頼することを通し、微力ながら地域の「食」と「職」の循環、居場所としての「場」の提供に尽力しています。
 今回の寄付金の使い道としては、新規こどもカフェの開設支援助成金・こども食堂の周知のための「おためしこどもカフェ」の開催費用、有償ボランティアの謝金の他、冷凍食品の保管費用の予算として活用させていただく予定です。 
 今後ともご支援をよろしくお願いします。

木曽こどもカフェネットワーク

 木曽独自の地域資源を活かした地道な「こどもカフェ」構築のため、プラットフォーム構成員に向けた全体会、研修会、また運営委員会開催のための講師謝礼、交通費、事務用品等に充てさせていただきます。

松本地域子ども応援プラットフォーム

 助成金を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
 松本地域子ども応援プラットフォームは、子どもの居場所づくりをはじめ、子どもの支援に取り組む現在110の団体・個人が集まり、各団体が活動していくためのサポートを行っています。
 2025年度は、地域の子どもたちや学校の先生、保護者をはじめとする子どもに関わる皆さんが、困ったときに相談できる場所や人を見つけやすくなるよう、構成団体の活動情報をホームページで公開する取組を進めています。
 現在は、Notionを活用したデータベースの整備を進めており、必要なときに必要な支援につながりやすい環境づくりを進めています。
また、学校などでの周知を進めるため、教育機関向けのチラシやカードなどの広報物も作成していく予定です。
 助成金は、これらのデータベースの構築費用・発信のために大切に活用させていただきます。今後とも、地域の子どもたちの健やかな成長を支える活動へのご理解とご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

北アルプスこどもネット
(旧:北アルプス地域子ども応援プラットフォーム)

 北アルプスこどもネットは、「信州こどもカフェ」の普及推進活動として、子どもの居場所運営の支援や広報活動を行っております。現在、当地域の信州こどもカフェは12団体となっています。
 2025年度は、年度初めに小中学校の新1年生のご家庭を中心に配布を行っている「リーフレット」改訂版の作成、新規団体への「のぼり旗」の追加作成などの広報活動等に使わせていただきます。
 今後もこどもネットの構成員と連携し、信州こどもカフェ等の支援団体に寄り添い、更なる支援の輪を広げてまいりたいと考えております。

長野地域こどもカフェプラットフォーム

 毎年、大きなご厚意をいただき、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。
 長野地域こどもカフェプラットフォームには50を超える団体のご登録があります。その個々の団体の底上げを図ることが、地域のこどもたちのより安心・安全な居場所づくりに直結すると考えております。そのために当プラットフォームでは毎年、様々な内容の研修会を複数回開催し、みんなで学びを深めております。昨年度はその1つとして、支援者にとっては必須の内容である「こどものセーフガーディング」についての研修を行いました。そこからこどもの権利擁護のため、当プラットフォーム独自の行動規範を作成することにもつながりました。こども支援に携わる者として、引き続きこどもセーフガーディングや権利擁護について継続して学びつつも、多様なテーマの研修の機会を今後も展開していきたいと思っております。
 地域のこどもたちのために最善の利用をさせていただきます。
 誠にありがとうございました。

信州こどもカフェ推進北信地域プラットフォーム

 本助成金は圏域の子どもカフェの運営支援や立ち上げ支援のほか、子どもの居場所運営者や居場所づくりに関心を持つ方々を対象としたセミナーの開催などに活用させていただきます。